つわりはいつ終わる?時期や終わり方は?【看護師が解説】

妊娠 つわり

妊娠して嬉しい半面、つわりがあるとつらいですよね。
つわりの症状や程度、期間などは個人差があるものです。

つわりの症状がいつ終わるのか、気になるところだと思います。
ここでは、つわりがある期間や症状、対策、つわりが終わったときの注意点などを、わかりやすく説明致します。

つわりとは

つわりに関しては、まだ原因がはっきりと解明されていないのです。
ホルモンのバランスが関係していると言われています。

心理的なことが原因で、つわりの症状が変わるとも考えられています。

つわりが続く期間

つわりがあるかどうか、続く期間や程度は人によって様々です。
生理が遅れてからすぐに始まることもあれば、妊娠7、8週頃になって初めて起こる方もいらっしゃいます。

つわりの終わる時期も様々で、妊娠10週頃に落ち着く方や安定期と言われる15週頃に終わる方もいらっしゃいます。
まれに長いと20週前後まで続く場合もあります。

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つわりの原因

つわりの原因は、まだはっきりとわかっていませんが、ホルモンバランスの変化が関係しているという説があります。
また、心理的なことが原因で、つわりが軽くなったり、重くなったりすることが知られています。

つわりの症状

妊娠 つわり

つわりの症状は色々とあります。
よく知られているのが、吐き気や嘔吐です。

その他に、胸やけ、食欲の変化、嗜好の変化、味覚の変化、だるさなどがあります。
妊婦さんの50-80%以上が経験すると考えられています。(参考文献1)

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つわり対策

基本的に吐き気や嘔吐がある場合、「食べたいものを、食べたいときに、食べたいだけ、食べても良い」と言われています。
あまり栄養のことを気にぜすに、口にできるものを飲んだり食べたりすると良いでしょう。

食べていないと気持ちが悪いという方は、次の対策を参考にしてくださいね。

  • 起きてからすぐに食べられるように、枕元にクッキーやクラッカーなどを常備しておく
  • 外出中に空腹にならないように、バッグの中にも水分や食べ物を入れておく
  • 好きなことに集中できるようにする
  • 仕事や家事を無理してしない

つわりの時期は、身体全体がだるくて、食欲がなく、寝ていたいという方も多いでしょう。

自分が怠惰になったようで、罪悪感を抱く方もいらっしゃいますが、無理をせずに赤ちゃんと一緒に休んでいると思いましょう。

つわりは、必ずなくなるときが来ます。
身体に無理のないように過ごせるといいですね。

つわりの終わり方

つわりの始まりと同じで、終わり方にも個人差があります。

徐々に楽になる

  • 「つらい日が徐々に減っていきました」
  • 「食べづわりで食欲が増進していたけど、今は普通になりました」

など、徐々に症状が軽くなり、いつの間にか普段と買わない状態になっていたという方は多いです。

急に終わる

中には、急に終わる方もいらっしゃいます。
「昨日までつらかったにのに、急に元気になって、流産が心配です」という方もいらっしゃいます。

あまりにも心配なときは医師に相談してくださいね。
診察を受けて、安心することも大切です。

終わったと思ったらまた始まった

妊娠 つわり

つわりが落ち着いてしばらくたった後に、またぶり返すことがあります。
またつわり症状が始まってがっくり来る方もいらっしゃいますが、つわりは必ず終わります。

楽しいことを思いながら、前向きに過ごせるといいですね。

つわりが終わらない

ほとんどの妊婦さんは、妊娠中につわりが終わります。
でも、まれに出産するまでつわりの症状のような気持ち悪さが続く方がいらっしゃいます。

本当につらい毎日です。医師に相談してみましょう。
胃腸薬などで落ち着くことがあるかもしれません。

つわりが終わったあとの注意

つわりが終わったら、特に吐きづわりの後は、急に食欲が出てきてたくさん食べてしまうことがあります。

急な体重増加や胃腸の調子がおかしくなることがあります。

過度な体重増加は、妊娠高血圧症候群やその他の合併症のリスクがあります。

吐きづわりの後の食欲増進には、気をつけてくださいね。

でも、せっかくおいしく食べられるようになった食事は、楽しんで頂きたいので制限しすぎる必要はありません。

厚生労働省が発行している「妊産婦食事バランスガイド」を参考にしてみましょう。

「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の項目に分けられて、妊娠中の栄養バランスや食事の量がわかりやすく示されています。

カロリー計算などはなく、自分の食べたお皿の数で大まかな食事の量と栄養バランスが分かるようになっています。

受診の目安

水分さえ摂れなくなったり、頻繁に嘔吐したり、体重がどんどん減っていくようなら、受診をおすすめします。
この場合、身体の中の水分が奪われて、脱水症状を引き起こす危険があるからです。

これは、普通のつわりとは違って、「妊娠悪阻」と呼ばれる治療が必要な症状です。
ある程度の食事が摂れるようになるまで、点滴による治療が始まります。

当てはまる場合は、我慢しすぎないように早めに受診しましょう。

つわりがない

身体の変化をほとんど感じない方もいらっしゃいます。
または、食欲増進だけで特別な不快感がないこともあります。

そんなときは、そのまま様子を見ましょう。
不快感がないことは、良いことです。

つわりのあるなしやつわりの程度が、赤ちゃんの元気さを反映しているわけではありません。
心配なことがあったら、受診して安心して過ごせるといいですね。

つわりが終わったら

安定期といわれている15週-16週頃に、つわりが治まる方が多いです。
そして、安定期からしばらくすると、胎動を感じる時期になります。

一般的に、初産婦さんは20週前後、経産婦さんはそれよりも1-2週ほど早く感じる方が多いようです。

胎動を感じられるようになったら、病院に行ってエコーで赤ちゃんを見なくても、赤ちゃんが動いている感覚があるので、ずいぶん安心できますね。

それ以降、体調が良くて妊娠経過に問題がないと、妊娠後半はとても早く過ぎる感覚があります。
赤ちゃんと一緒に楽しく妊娠期間を過ごせるといいですね。

後期づわり

正確な医学用語ではありませんが、妊娠後期になってつわりと似た症状が出ることがあります。
これを「後期づわり」と呼んでいます。

赤ちゃんが大きくなり胃腸を圧迫することによって、胃酸の逆流や気持ち悪さを感じます。
赤ちゃんが骨盤に下がり始めたり、出産が終わるとおさまります。

あまり心配しないでくださいね。

まとめ

つわりがあると、赤ちゃんがいるという前向きな気持ちがある半面、やっぱりつらいときもありますよね。
自分でコントロールできないストレスです。

多くは、胎盤ができ上がる妊娠15-16週頃にはおさまります。
あまり無理せずに、ゆっくりと休んで過ごせるといいですね。

参考文献

  1. 株式会社メディックメディア『病気がみえるvol.10 産科 第3版』P76
  2. 厚生労働省 「妊産婦食事バランスガイド」