出産後のママの身体について

出産後のママの身体について

出産後のママの体は妊娠前の体に戻りまた妊娠できるように回復していきます。赤ちゃんがいなくなった子宮は元の状態に戻るために収縮を繰り返し小さくなったり、子宮内の不要なものを排出したりします。ホルモンバランスも変化するため、体だけでなく心も変化していきます。ホルモンバランスの変化で体や心が思うように行かないこともありますが、原因を知り上手に乗り越えましょう。

子宮の回復

ママの子宮は予定日頃になると胃にとどくくらい大きくなり、出産直後は子宮収縮が強いので一気にへそあたりまで小さくなります。その後少し大きくなりますが、収縮を繰り返しだんだんと小さくなります。子宮が元の状態に回復することを「子宮復古(しきゅうふっこ)」と言います。

 

産後に子宮が元に戻るため子宮収縮がおこり、これを後陣痛と言います。この時強い痛みを伴うことがあります。入院中に痛みが強い時は医師に薬を処方してもらいましょう。赤ちゃんが母乳を吸うと子宮収縮が強くなるので痛みが増すこともあります。

子宮の回復

悪露の変化

悪露とは、産道の傷や胎盤の剥離面からの出血、子宮の脱落膜、卵膜などが混ざったもので、出産直後は大きな産褥パッドでやっと間に合うくらい悪露がたくさん出ます。産後2~3日はたくさん出るので大きな産褥パッドが必要です。

 

出産後4日から10日くらいまでは生理中ように量が次第に減っていきます。その後うすい茶色や黄色、クリーム色に変化していきます。一度止まってもまた少し出ることや、無理をすると悪露が出ることがあります。なかには2ヶ月近く続く人もいます。急に悪露の量が増えたり大きな血の塊が出たりした時は、子宮内で異常が起きている可能性があるので必ず診てもらいましょう。

 

母乳をあげているとトイレの回数が減りますが、パッドやナプキンは3~4時間おきに交換し常に清潔に保つようにしましょう。

日常生活

産後1ヶ月間は妊娠と出産で疲れた体を休ませます。常に布団は敷きっぱなしにし、赤ちゃんが寝た時は自分も横になって休みます。特に退院後1週間は家事や外出はなるべくせず、赤ちゃんのお世話と自分が休むことに時間を使いましょう。その後少しずつ家事などをして体を動かし元の生活に慣らせて行きますが、外出、入浴、性生活は1ヶ月健診で異常なしの診断がでるまでは控えましょう。

 

体を休ませることは大事ですが、寝てばかりいると体力が落ち、回復が遅くなる事もあります。回復を早める産褥体操を少しずつ無理のない程度しましょう。疲れをあまり感じなくても、ママの体はまだ回復途中で本調子ではありません。睡眠時間をたっぷりとって、家事や買い物などはパパや家族に頼んで、疲れを感じたら無理をせず体を休ませることが大事です。

ホルモンバランスの変化

出産後はホルモンのバランスが急激に変化するので、気持ちが不安定になりちょっとしたことでイライラしたりメソメソしてしまうことが増えたり、出産して子供に会えてうれしいはずなのになぜか喜べない、育てていく自信が持てないなどの気持ちを抱くこともあります。

 

1ヶ月頃までには変化したホルモンバランスに慣れ、次第に気持ちも安定していきます。一時的なものですが辛い時は無理をしないのが一番です。悩みがあるときは誰かに話し、家事や育児がつらい時は周りにサポートしてもらい、上手に乗り切りましょう。
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会陰切開や会陰の傷

退院頃には傷口はほぼくっつき痛みもなくなります。座った時やトイレの後ティッシュで拭く時は、まだ痛みを感じることもあります。ひきつれる感じも1ヶ月健診頃にはすっかり無くなります。痛みがなくても1ヶ月健診まで傷口は洗浄綿で拭くようにしましょう。常に痛みを感じたり、強いひきつれを感じる時は、1ヶ月健診を待たずに診てもらうようにしましょう。