妊娠が成立するまでの仕組み

妊娠が成立するまでの仕組み

妊娠は成立するまでに幾つもの難関を通り抜けて成立します。妊娠する確率は体質や体調、精子や卵子の状態、排卵しているかなどによって大きく変わってきます。性行為をした日の前後付近に排卵していなければ、確率はゼロにひとしい数値になりますが、排卵日付近にはぐっと確率が上がります。けれど、必ず妊娠できるわけではありません。それほど妊娠というのは難しく神秘的なものなのです。

 

 

卵子の生存期間は12~24時間ほどで、精子は2~3日間程度と言われており、精子はこの生存期間内に卵子まで辿り着かなければなりません。

 

女性には卵巣が2つあり、排卵日にはどちらか一方から排卵されるため、排卵していない卵管を上って行った精子は、卵子と出会うことができません。さらに膣内は排卵日近くには弱アルカリ性になりますが、それ以外は酸性に保たれているので、酸性に弱い精子は死んでしまいます。そしてさらに卵管の絨毛が精子の進行の邪魔をしてなかなか前に進めません。

 

最後に、卵子の細胞膜を溶かす酵素が精子の頭についているので、それをこすりつけて1番に膜を破った者だけが卵子と受精できるのです。 その後受精卵は細胞分裂を繰り返し、卵管を下り子宮にたどりつき、子宮内膜にうまく着床できたらようやく妊娠成立となります。

 

このようにたくさんの困難をくぐりぬけ、新たな命がママのお腹に宿るのです。けれどこれは、子宮というとても小さな世界で起きているので、ママが感じることはできません。ママがふつうに過ごしている時、ママのお腹の中ではすごい事が起こっているという訳です。頑張ったパパの分身(精子)を褒めてあげたくなりますね。

 

人によってはタイミングが良かったり、精子が元気だったりなど好条件が重なって、すぐに妊娠できる人もいますが、タイミングを計ってもなかなか授かることができない人もいます。すぐに妊娠した人は妊娠することがすごい事は思えないかもしれないですが、上で説明したように妊娠とはとてもすごいことなのです。