切迫流産・流産について

切迫流産・流産とは

流産とは22週未満の赤ちゃんが、ママのお腹から出てきてしまうことや、お腹の中で亡くなってしまうことをいいます。切迫流産とは流産になりかかっている状態のことを言います。妊婦さん全体のうち流産になってしまう割合は1割から1.5割です。
妊娠12週未満の流産のことを初期流産といい、赤ちゃん側に原因があることが多いです。妊娠12週から22週未満までの流産を後期流産といい、ママの子宮奇形や子宮頚管無力症などママ側に原因があることが多いようです。

切迫流産について

切迫流産の兆候は下腹部痛や出血、腰痛などが現れることが多く、このような症状が現れた場合はすぐに受診しましょう。超音波検査などで赤ちゃんの心拍が確認できれば、ほとんどの場合赤ちゃんは元気に育っています。
切迫流産と診断されたら基本安静ですが、安静のレベルはその人によって違うので詳しいことは主治医に聞きましょう。自宅では安静にできない場合や症状がひどい場合は入院になることもあります。
出血のする原因の多くは胎盤ができるところからのもので、赤ちゃんから出血しているわけではありません。下腹部痛や出血が止まれば普通の妊婦さんと同じように過ごせます。
3ヶ月から4ヶ月頃に切迫流産と診断されても、赤ちゃんの基本的な部分はできているので妊娠を継続できる可能性が高いです。

流産について

流産の原因のは赤ちゃんの染色体異常など胎児側にあることが多く、その他には感染症やママの子宮奇形、子宮頚管無力症、まれなケースとしてストレスや持病などが原因となることもあります。
胎児が原因の場合は、ママが気をつけて努力しても防ぐことができない自然沙汰で、最新の医療でもどうにもならず、もともと育つことができない卵なことが多いです。
流産を2回繰り返すことを反復流産といい、3回以上繰り返すことを習慣流産といいます。流産後に次の妊娠をする時は、3ヶ月程度空けたほうがいいですが、習慣流産やママ側に原因があった場合、流産を繰り返さないために治療を優先させましょう。

 

流産の種類
切迫流産 お腹の赤ちゃんは生きているけれど、出血や下腹部痛があり胎盤が子宮からはがれそうな状態。
稽留流産 出血や下腹部痛などの症状はなく、お腹の中で赤ちゃんが死亡してしまっている状態。
完全流産 出血があり赤ちゃんや胎盤が体外に出てしまった状態。
不完全流産 出血があり赤ちゃんが体外に出てしまったけれど胎盤などが体内に残っている状態。
進行流産 子宮口が開いて流産が進行していて、赤ちゃんが亡くなってしまっている状態。

切迫流産と診断されたら

切迫流産は安静が第一です。 自分の判断で無理をしないように気をつけ、医師の指示通り生活を送りましょう。 症状が治まっても流産の危険がなくなったわけではないので、医師の許可が出るまでは安静にして過ごしましょう。普通の生活や運動をしてよいと診断されたら、安静生活で弱った筋力を取り戻せるよう、無理のない程度に動きましょう。もしまた出血などの症状が現れた場合はすぐに受診しましょう。

 

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流産と診断されたら

もし流産と診断されてしまったら精神的にとてもつらいと思いますが、納得した上で医師の指示に従って処置をしましょう。そのまま放っておくと子宮内感染が起ることや、子宮が収縮し大量出血してしまうこともあります。

 

流産になってしまったら

 

大切な命を失うことはとても耐えがたくとてもつらいことです。そのため流産の後はなかなか立ち直れない人や、ひどい時には自分を責めてしまい精神的につらくなってしまう人もいます。もしかしたら次も流産に…と思ってしまい妊娠するのが怖くなってしまう人もいます。
流産になってしまったのは仕方なのないこと、もともとそういう運命であったと考えるようにしましょう。たとえそれがママの体の問題でもママが悪いわけではありません。どうして?なぜ?とそればかり考えても赤ちゃんは戻っては来ません。ママが辛いままでは赤ちゃんや周りの人もきっと辛いと思います。少しの間でも生きていた赤ちゃんを忘れない事が一番その子が喜ぶことではないでしょうか?
精神的につらい時は焦らずゆっくり過ごすようにしましょう。