妊娠中の自宅安静について

妊娠中に自宅で安静と診断されたとき、生活で注意する点

切迫流産や切迫早産などで医師から自宅で安静と診断されることがありますが、実際どの程度安静したらいいのかわからない事もあります。安静のレベルはその人によって違い、基本的には医師に聞くのが一番です。また自己判断で安静レベルを軽くすることや、異常がないからと普通の生活をするのはとても危険です。安静の指導があった場合は、医師の指示があるまでは異常がなくても安静に過ごしましょう。
入院安静の場合は、ある程度の歩行が許可されるものから、重症の場合は1日中ベッドの上で過ごす絶対安静などがあります。症状が入院するほどでない場合でも、自宅では上の子がいて安静にできない時は入院になることもあります。

自宅安静の目安

お風呂やシャワー

 

入浴は感染症を起こす可能性があり、思っている以上に体力を消耗するので医師から許可が出た時以外は控えましょう。許可が出た場合も短時間で済ませ、出血がある時やお腹が張るときは控えましょう。シャワーも2日に1回くらいにし、普段は体を拭く程度にするといいと思います。
前かがみでの洗髪はお腹に負担となるので、できれば誰かに洗ってもらうなどして気を付けましょう。体が冷えないようにお湯の温度や、脱衣場の温度にも気をつけましょう。夜になるとお腹が張りやすい時は、昼間に済ませるようにしましょう。
少し滑っただけでもびっくりするとお腹が張る事があるので、バスマットを敷いたり手すりを使ったりして、滑らないように工夫しましょう。

 

トイレ

 

トイレに行くのは大丈夫ですが、トイレは冷えやすいので長居しないようにしましょう。排便の際は無理に力むと、お腹に負担がかかるので気をつけましょう。便秘の時は長時間便座に座っていると、血行が悪くなり逆に出にくくなるので、5分程度待っても出ない時は一度トイレから出ましょう。出血がないかいつも確認するようにしましょう。

 

 

食事

 

座って食べることを禁止されていない場合は、座って食べてもても大丈夫ですが、なるべく自分で調理はせず誰かに作ってもらうか、温めるだけで食べられるものなどにしましょう。カフェイン類は子宮収縮の作用があるので控え、体が冷える食事は避けましょう。座るとお腹が張るときや、痛みを感じるときはベッドで少し頭をあげて食事をとるなどしましょう。
お腹を壊したり下痢になってしまうと、腸が動くのと同時に子宮も収縮してしまうことがあるので、生ものやあたりやすい物は避けて、消化の良い物を食べるようにしましょう。

 

外出や歩行

 

健診以外の外出は控え人に会うことも必要な時以外は止めましょう。風邪がうつってしまうと、咳がお腹の負担になるので、特に総合病院に行く時や冬場はマスクをするなどして気をつけましょう。車の運転もできる限りしないようにし、階段等の段差は転ばないように注意して歩きましょう。歩きやすい服装で寒い時は冷えないようにし、履物は歩きやすいスニーカーなどにしましょう。

 

家事

 

家事はお腹に負担がかかり危険が多いので、基本的には夫や母親などにやってもらいましょう。手伝いがなく部屋の汚れが気になるときは、モップなどを軽くかける程度にして、掃除機の使用は避けましょう。安静の期間は部屋の汚れが気になっても、赤ちゃんのほうが大事です、見て見ぬふりで過ごしましょう。

 

性生活

 

医師の許可がない限り禁止です。パパにもしっかり理解してもらいましょう。

 

仕事

 

診断書を書いてもらい休職しましょう。法律で認められていることなので、無理をして仕事を続けないようにしましょう。

 

上記はあくまでも目安ですので、細かい判断や安静度合いは医師に確認してください。動くのはトイレや洗顔など自分の身の回りのことだけにして、その他のことはできる限り誰かにしてもらうか、医師の許可が出てからするようにしましょう。