妊娠中の食事はどうする?妊婦さんが食べてはいけない食べ物を紹介【正看護師が解説】

妊婦 妊娠

妊娠中は意外と食べてはいけないといわれるものが、多くあります。
それらは普段の食事の中によくある食材なので、注意していないと摂ってしまうこともあります。

そこで、妊婦が控えたほうが良い食べ物を紹介していきます。

トキソプラズマに感染のおそれのあるもの

生ハム

生肉や生ハムにはトキソプラズマという寄生虫が存在しています。
トキソプラズマは多くの生物がもっている寄生虫です。トキソプラズマに感染すると、発熱など風邪症状が現われます。

しかし、妊婦が感染すると、胎児に感染する先天性トキソプラズマ症を発症する恐れがあります。

妊婦もしくはその可能性のある方は、肉の生食は控えるとともに、肉を調理する際には、中心部まで十分に加熱することやまな板を肉用とその他用に分けるなどの対応が必要である。

引用元:国立感染症研究所:トキソプラズマ症とは

先天性トキソプラズマ症に感染すると、運動・精神発達の遅れ、視力障碍、脳性麻痺、流産、などの症状がおこることがあるので、かからないよう予防することが大切になってきます。

トキソプラズマは、食べ物からも感染する確率があります。
生肉や生ハム、ユッケ、レバー、などにはトキソプラズマがいる可能性があるので、妊婦は食べないように注意しま。

またペットなどの動物から寄生することもあるので、動物を触った際は、きちんと手洗いをします。

リステリア中毒になる可能性のあるもの

ナチュラルチーズ

チーズや生もの、生野菜などからリステリア中毒になる可能性があります。
具体的な食物は、生ハムなどの食肉加工品、未殺菌乳、ナチュラルチーズ、スモークサーモンなどです。

◆リステリア食中毒の主な原因食品例
・生ハムなどの食肉加工品
・未殺菌乳、ナチュラルチーズなどの乳製品(加熱をせずに製造されるもの)
・スモークサーモンなどの魚介類加工品

引用元:厚生労働省:リステリアによる食中毒

 

この食中毒にかかると、発熱、頭痛、関節痛などを起こし、ひどい時には敗血症や髄膜炎を発症します。

妊婦は免疫力の低下から、食中毒にかかりやすく、注意が必要です。また、母子から胎児に感染して、流産や早産を引き起こしたり、新生児に影響がでることがあります。

妊婦、高齢者や免疫機能が低下している方(抗がん剤治療中やHIVエイズの方など)は、少量のリステリアでも発症し、敗血症や髄膜炎など重篤な状態(リステリア症)になることがあり、海外では死亡例も確認されています。
特に、妊婦が感染すると、リステリアが胎盤や胎児へ感染し、流産や生まれた新生児に影響がでることがあります。

引用元:厚生労働省:リステリアによる食中毒

水銀を多く含むもの

マグロ刺身

大型の魚(マグロや鮭など)は水銀を含んでいます。

水銀を多く摂取すると、胎児は水銀を排出する機能が未発達のため、影響を受けやすく脳神経障害などの影響がでる恐れがあります。

しかし、魚はタンパク質やDHAなど良質な栄養素をもっているので、適度に摂取することをお勧めします。
週に1~2回程度なら問題ありません。

レチノールを含むもの

うなぎ 蒲焼き

レチノールは、妊娠初期に大量に摂取すると胎児の先天異常に影響を及ぼす恐れがあります。
そのため、妊娠15週目までは胎盤が未完成なので、食べ物に大きく影響されるので、注意が必要です。

ビタミンAはレバーやうなぎ、に多く含まれているので、妊娠初期はなるべく食べないようにすることをお勧めします。

カフェインを含むもの

カフェインは過剰摂取すると、胎児の成長を妨げる可能性があります。

妊婦自身も、カフェインを取りすぎると、良質な睡眠を得られなかったり、またカルシウムや鉄分の吸収を阻害してしまいます。
また妊娠初期の大量摂取は、流産のリスクが高くなるので、適量を飲むことが望ましいです。

毎日の習慣でカフェインを取りたいという場合は、コーヒーや緑茶ならば1日2杯程度です。
普段の水分摂取は水や麦茶などカフェインの入っていない飲み物から摂取するように心がけていきましょう。

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