妊娠週数の数え方や過ごし方について【看護師が解説】

妊娠 妊婦

妊娠すると、よく「妊娠何ヶ月ですか?」「今、妊娠3ヶ月になりました」というふうに話すことがあると思います。

現在、私達医療者は、妊娠を「週数」で表します。

たとえば、「今、妊娠9週です」「もう妊娠37週ですね」などです。

あまり馴染みがないため、「妊娠週数」で数えるのがよくわからない方というも多いでしょう。

妊娠週数に関してよく勘違いされるのが、性行為を持った日が妊娠の始まりだと思ってしまうということです。

ここでは、「妊娠週数」の数え方、それぞれの週数に出る兆候などをわかりやすく説明しますね。

妊娠の週数の数え方

女性

性行為を持った日を妊娠の始まりとするのではありません。

現在、統一された妊娠週数の数え方は、最後の月経が始まった日を「妊娠0日目」と数えるのです。

日数と週は「満」で数えます。

たとえば、妊娠0〜6日が妊娠0週、妊娠7〜13日が妊娠2週ということです。

妊娠期間は280日となり、28日を妊娠1ヶ月としています。

7日を1週と数え、妊娠持続を40週としています。

ですので、「妊娠1ヶ月は、妊娠0〜3週目まで」を言います。

妊娠週数の兆候

それぞれの妊娠週数にある兆候や特徴を簡単に挙げてみました。

個人差があるものですので、必ずそうなるとは限らないということを理解しておいてくださいね。

心配なら、主治医に相談しましょう。

妊娠初期

妊娠1ヶ月〜4ヶ月(妊娠0週〜15週)までを妊娠初期といいます。

妊娠していたら、妊娠5週頃に妊娠検査薬で陽性が出ます。

その後、妊娠6-7頃からつわりが始まる方も多く、8-9週辺りがピークとされていますが、個人差が大きいです。

10週以降もつわりが治まらない方がいらっしゃいますが、15〜16週頃に胎盤ができあがると、ほとんどの方が治まってきます。

では、1週ずつどんなことが起こるのか見ていきましょう。

妊娠1ヶ月

  • (妊娠0週)→最終月経中です。
  • (妊娠1週)→排卵の準備期間です。
  • 妊娠2週→1週目の終わり〜2週目に入る頃には、排卵します。受精し、受精卵は子宮へ向かいます。
  • 妊娠3週→受精卵が着床します。

妊娠2ヶ月

  • 妊娠4週→月経が始まる予定の週です。月経が遅れていると、妊娠かもとそわそわしてしまう時期です。尿にhCGホルモンが出始めます。
  • 妊娠5週→市販の妊娠検査薬で陽性が出ます。超音波検査で胎嚢が確認されます。
  • 妊娠6週→超音波検査で心拍が確認できます。つわりが始まる方もいます。
  • 妊娠7週→胎盤を作り始める時期です

妊娠3ヶ月

  • 妊娠8週→つわりがピークの方が多いです。
  • 妊娠9週→赤ちゃんの頭からお尻まで(CRL:頭臀長)が約2cmです。
  • 妊娠10週→超音波検査で、赤ちゃんの手足の運動が確認できます。赤ちゃんの大きさによって、10週前後で出産予定日が修正されることがあります。
  • 妊娠11週→外陰部の性差が決定しますが、超音波検査で性別が確認できるのは、16〜17週以降です。

妊娠4ヶ月

  • 妊娠12週→赤ちゃんの頭からお尻まで(CRL:頭臀長)が約4cmです。
  • 妊娠13週→つわりが治まってくる方が多いです。
  • 妊娠14週→赤ちゃんの脳の成熟が進んできます。
  • 妊娠15週→胎盤が完成します。

妊娠中期

妊娠5ヶ月〜7ヶ月(妊娠16週〜27週)までを妊娠中期といいます。

17〜18週で性別が分かるようになり、20週までに胎動を感じる方が多いです。

26週頃には、肺の構造が完成するなど、体のひとつひとつが少しずつ完成に近づく時期です。

妊娠5ヶ月

  • 妊娠16週→超音波検査で、羊水を飲み込む行動が観察できるようになります。
  • 妊娠17週→17〜18週以降から、超音波検査で性別が分かるようになります。
  • 妊娠18週→早い方は胎動が分かるようになる。
  • 妊娠19週→身長約25cm、体重約250gになります。

妊娠6ヶ月

  • 妊娠20週→初産婦さんでも胎動が分かるようになることが多いです。
  • 妊娠21週→おなかがぽっこりと出てくる頃です。
  • 妊娠22週→おなかが出てくると、腰を反った姿勢になりやすく、腰を痛める方もいます。
  • 妊娠23週→身長約30cm、体重約650gになります。

妊娠7ヶ月

  • 妊娠24週→赤ちゃんの太ももの骨の長さが約4cmになります。
  • 妊娠25週→母体の体重がだんだん増え始める頃です。
  • 妊娠26週→赤ちゃんの大きさに個人差が出てくる頃です。
  • 妊娠27週→身長約35cm、体重約1000gになります。

妊娠末期

妊娠 入院

妊娠8ヶ月〜10ヶ月(妊娠28週以降)までを妊娠末期といいます。

赤ちゃんへの栄養がたくさん必要になってくる時期です。

母体は、30週前後から貧血になりやすく、動悸や息切れを感じる方も多い頃です。

だんだんと赤ちゃんらしい丸い体つきになってきます。

妊娠37週以降は、いつ生まれてもいい時期に入り、37週0日〜41週6日までを正期産と呼んでいます。

妊娠8ヶ月

  • 妊娠28週→28〜30週頃まで羊水の量が最高になります。(約800ml)
  • 妊娠29週→貧血になりやすくなる頃です。
  • 妊娠30週→胎動が激しい時期です。
  • 妊娠31週→身長約41cm、体重約1500gになります。

妊娠9ヶ月

  • 妊娠32週→赤ちゃんは、睡眠と覚醒を20分おきに繰り返すようになります。
  • 妊娠33週→赤ちゃんの太ももの骨の長さが約6cmになります。
  • 妊娠34週→早産になっても、一般的に胎外生活に支障がないほど成熟が進んでいるとされています。
  • 妊娠35週→身長約45cm、体重約2000gになります。

妊娠10ヶ月

  • 妊娠36週→妊娠第10ヶ月に入りますが、この週数に生まれるとまだ早産です。
  • 妊娠37週→おなかがよく張るようになります。
  • 妊娠38週→前駆陣痛が起こることがあります。
  • 妊娠39週→身長約50cm、体重約3000gになります。

妊娠11ヶ月

  • 妊娠40週→40週0日が予定日です。この日に生まれることは少ないです。
  • 妊娠41週→最終的な出産週数です
  • 妊娠42週→一般的に42週以降の出産はほとんどありません。胎盤の寿命があるからです。

出産

妊娠37週0日〜41週6日までの出産を正期産といいます。

多くは、正期産と言われる時期に出産になります。

予定日の40週0日を過ぎても大丈夫なんです。

あくまで出産の予定日なので、その日に生まれることの方が少ないのです。

ただし、40週〜41週にかけて、胎盤の機能が衰えてくるため、注意が必要です。

医師により様々ですが、41週3日前後には陣痛誘発で出産するようになることが多いです。

妊娠42週以降の出産を過期産といいます。

まれにこの時期の出産がありますが、リスクが高いため、この時期まで待たないことの方が多いのが現状です。

まとめ

いかがでしたか?

妊娠週数の数え方がわかって頂けたのではないでしょうか。

それぞれの妊娠週数の特徴も興味深いですね。

赤ちゃんの成長や妊娠経過には、個人差が大きいものです。

ここでご紹介した情報は、おおよその目安だと考えてください。

目まぐるしく過ぎていく10ヶ月です。

赤ちゃんもどんどん成長していき、毎回の妊婦健診が楽しみになることでしょう。

おなかが大きくなり、マイナートラブルや身体がつらいことがあるかもしれません。

でも、出産するとこれらは大体良くなります。

妊婦健診をきちんと受けて、心配なことは医師や助産師に相談しましょう。

赤ちゃんの成長を楽しみにして過ごせるといいですね。