妊娠20週(6ヶ月)の胎児の体重や母体の様子【正看護師が解説】

20週になるといわゆる安定期といわれる時期にはいっています。

妊婦の体調は落ち着いてきて、少しずつ生活への意欲が出てくる頃です。

胎児もすくすく大きくなり体重が増えてくる頃です。胎動も少しずつでてくるため、母親としての意識がでてくる頃かもしれません。

この時期の母体の様子や胎児の様子、そしてこの頃に気を付けることなどについて、詳しく説明していきます。

妊娠20週目母体の変化

エコー検査

20週になると、母体にはどのような変化がみられるでしょうか?お腹の変化や心理的な変化について説明していきます。

お腹の様子

お腹はふっくらと大きく前に出てきています。

23週終わり頃には子宮底長18~21cmになり、高さは臍の部分までになっています。

そのため外からみると、妊婦さんだなと分かります。お腹が急激に大きくなってきているので、妊娠線ができやすくなります。

妊娠線予防クリームなどを毎日塗って、妊娠線の予防を行っていきましょう。

安定期

6か月になると、多くの妊婦さんはつわりも治まってきます。

体調も落ち着いてくるので、今まであまり動けなかった人も、つわりが治まったことで散歩をしたり気分転換に出かけられるようになります。

また今までのつらいつわりが治った人には、一気に食欲がわいてくることがあります。

なんでも美味しく食べられるあまりに、つい食べ過ぎてしまいがちです。

この頃の母体は食べるとすぐに体重増加につながってしまいます。適度な運動をしながら食べ過ぎには注意をしていきましょう。

また出産、育児の準備をこの頃から少しずつ初めていくといいでしょう。

体の変化

20週を過ぎると、乳頭や乳輪のモントゴメリー線が目立ってくるようになります。

乳頭周りが黒くなってきます。これは産後赤ちゃんがおっぱいを吸う際に、皮膚を刺激から守るためにメラニンが多く生成させると言われています。

あた赤ちゃんがおっぱいを探しやすくするためともいわれているなど、いくつか説があります。

また同じ20週から正中線とよばれるお腹の真ん中の、縦に黒い線ができることがあります。

この正中線は本来男女関係なく、みんなが持っているものです。

妊娠によるホルモンバランスの影響によって、一時的に濃く浮き出てきます。

しかし、出産してしばらくすると薄くなってくることがほとんどなので、心配することはありません。

心の変化

身体が少しずつ変化していくことで、体系が変わってしまうことへの不安を感じる妊婦さんも少なくありません。

出産したら戻るんだろうかと、不安になることもあります。

また安定期に入ってもつわりが治まらない人も中にはいます。

多くの妊婦さんがつわりが治まっているのに、自分だけつわりが終わらないと不安になってしまいます。

この辛いつわりがいつまで続くんだろうと、妊娠に対してマイナスなイメージを持ちやすくなってしまいます。

つわりは人によっては最後まで続く人もいますし、まったくつわりがない人がいるなど、個人差が大きいものです。

つわりは赤ちゃんが元気な証拠ですが、つわりが続く場合は漢方薬などで改善される場合もあるので、悩んでいる人は医師に相談をしてみましょう。

妊娠中はちょっとしたことで不安になりやすい時期です。

何か少しでも不安に感じることがあれば、相談しやすい医師や助産師に不安を訴えていきましょう。

一人で抱え込まず、パートナーや相談しやすい人にも話すだけでも気持ちに余裕がでてくるようになります。

妊娠20週目胎児の様子

妊娠 妊婦 エコー写真

エコーでの様子

胎児は23週末で身長は約30cm、体重約600gになっています。

身長の均等がとれてきて、顔の様子もよくみられるようになります。皮下脂肪はまだ少なく、やせています。頭髪がみられるようになり、まつげや眉毛も生えてきます。

20週くらいだとエコーで全身の状態がみれますが、これ以降は胎児が大きくなっていくので、全体像は映りにくくなっていきます。

胎動あるかないか

20週になると、羊水の量も増えてきて、活動も高まるので胎動を感じられるようになります。

「ぐるぐる」とお腹が鳴ったような、これが胎動?と分かりづらいものもあれば、思いきり足でぼこぼこ蹴っているようなわかりやすい胎動もあります。

仰向けで横になると胎動が感じられやすくなります。

胎動が感じられるようになると、母親は胎児の存在をしっかりと確信をもてるようになります。

お腹の中に本当に赤ちゃんがいるんだなと、感じられるようになると胎児への関心もより高まっていきます。

胎動があったときは「よく動いてるね」などの声掛けを積極的に行いましょう。

胎児への愛着がさらに沸き、母親としての意識も芽生えるようになります。

20~23週目の注意点

6か月になった時、どのようなことに注意しなければならないでしょうか。

体重増加に注意

つわりが治まるこの時期は、食欲がでてくるようになります。

ついつい食べ過ぎてしまい、体重が増えすぎてしまいます。一気に体重増加が起こると、妊娠高血圧症候群などの原因にもつながります。

バランスよの良い食事を心がけ、食べ過ぎには注意しましょう。

体型の変化による注意

この時期は羊水もどんどん増えていきます。

腹部増大に伴って重心が変化してくるので、転倒に注意しなければいけません。

腰痛にもなりやすい時期なので、できるだけ動ける範囲での運動やウォーキングを取り入れて腰痛予防や体力維持を心がけていきましょう。

今後に向けての準備

女性

今後にむけてやっておきたいことを説明していきます。

出産や育児にむけた準備

安定期に入ると、母子ともに体調が落ちついてきます。そのため出産や育児に関するグッズを少しずつ準備をしていきましょう。

とくに安定期にはいると性別が分かることが多いで、ベビーグッズを集めやすくなります。

出産の時期によって赤ちゃんの洋服の種類も変わってくるので、生まれてくる時期を想定して少しずつ準備をしていきましょう。

すでに出産した友人などのアドバイスを聞いてベビーグッズを集めるといいかもしれません。

マタニティ教室に参加する

病院では妊娠初期、中期、後期に分けて助産師から様々なアドバイスを受けられる教室を開催しているところが多くあります。

その時期に合わせた内容を説明してくれるので、時間と体調が良ければ、ぜひ積極的に参加していきましょう。

妊娠中期だと新生児の沐浴の仕方や、出産へのアドバイスなど、体重増加を抑えるためのコツなども教えてくれます。

また今は父親の出産立ち会いも増えてきています。

立ち会うための父親教室なども開催され、それを受けなければ立ち合いができないこともあるので、もし希望する場合は病院に確認をしておきましょう。

これから起こる症状の予防を

どんどん胎児が大きくなっていくと、妊娠によるマイナートラブルが起きやすくなっていきます。

便秘やこむら返り、浮腫などが起きる可能性があります。

突然足がつると驚きと痛みでパニックになってしまいがちです。

しかし事前におこりやすいことが分かっていれば、足をひやさないように注意をしたりすることができます。

便秘にもなりやすいので、食物繊維や水分補給を心がけるなど、対策をとっておくといいですね。

まとめ

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20週は比較的体調が落ち着いてくる時期なので、ぜひ出産に向けた準備を進めていけるといですね。

また胎動を感じられることで、母親としての意識も高まっていきます。

赤ちゃんとの対面を心まちにしながら、親としての準備を楽しみながらやっていけるといいですね。