赤ちゃんの夜泣きが始まった時の対処方法

赤ちゃんはどうして夜泣きをするの?

夜泣きを止める方法

夜泣きとは赤ちゃんが夜間にウトウトした状態で泣いたりぐずったりすることで、生後6ヶ月頃から多くみられるようになります。夜泣きの始まり方は様々で、ある日突然始まる子、少しずつ起きる回数や時間が増える子、何日か置きに泣く子など、一人一人違います。夜泣きの泣き方も、火がついたように泣く子、とぎれとぎれ泣く子、もぞもぞするだけの子など様々です。中には全く夜泣きをしない子もいますが、夜泣きを一度もしなくても問題はありません。

 

夜泣きは浅い眠りのレム睡眠時(脳は動いているが体は寝ている状態)に起こると言われています。レム睡眠時には脳が新しい記憶の整理をしていると言われていて、新しい記憶がほとんどの赤ちゃんの脳は寝ている間にたくさんの記憶を整理しています。大人もレム睡眠時には記憶の整理をして夢を見たり、寝言を言ったり寝返りをします。

 

一般的に赤ちゃんが夜泣きをするのは記憶の整理をしている時に、嫌な記憶を思い出して夜泣きをしているという考え方と、レム睡眠からノンレム睡眠への切り替えがうまくいかず夜泣きをするという考え方があります。どちらもレム睡眠時に起こることで、赤ちゃんはレム睡眠とノンレム睡眠の周期が短いので、数十分おきに夜泣きを繰り返すこともあります。

 

しかし、夜泣きは上記の原因だけではないと思います。実際、断乳をしたら夜泣きが止まったり生活パターンを変えたら夜泣きが止まった赤ちゃんもるので、夜泣きは上記の原因だけの場合もあれば、上記の原因とその他の原因が合わさって眠りが浅くなり夜泣きをしたり、上記とは違う原因で夜泣きをしていることもあるのではないかと思います。

 

そこで、上記のほかにも夜泣きの原因になると思われるものをいくつか書き出してみます。

 

  • 歯の生え初めで歯茎がむずがゆい
  • 睡眠の変化
  • 昼間の刺激や脳の成長
  • 眠っている環境が合わない
  • 離乳食が始まりお腹の張りや不調
  • 夜間授乳をしている場合、口がさみしくて起きてしまう
  • 成長や母乳不足による空腹
  • 生後半年経つので季節の変化に体が対応できていない
  • 体力が疲れていないため睡眠が浅い

 

このほかにも考えられる原因はまだまだあると思います。夜泣きの原因になっているものは一つかもしれませんしいくつか重なって起こっている場合もあるかもしれません。全てを探るのはとても大変なので、当てはまるかなぁと思うものを改善したり、下記の夜泣きを止めるための対策をいくつか実践しながら様子を見てみましょう。

 

夜泣きは止めようと頑張っても結局、何をやってもダメなこともあります。夜泣きに対応する周りの家族はとても大変で、特に初めて夜泣きを体験するママは、夜泣きによって体力的にも精神的にも疲れてしまい辛い思いをしていると思います。いつか終わると言われても、いつ終わるかわからない夜泣き…。夜泣きを上手に乗り切るには夜泣きに対する考え方や気持ちが大切です。泣き止めばラッキーくらいの前向きな気持ちで上手に乗り越えましょう。

 

下記には夜泣きの対処方法について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。


夜泣きを止める対策方法

夜泣きはこれをやれば止まるという決定的な方法はないのですが、こちらでは泣き止む可能性がある夜泣きを止める対処方法を紹介しています。ママも赤ちゃんも少しでも楽になるように、できることから試してみてください。様々な方法があるので少し長くなります…

 

生活リズムを見直す

 

赤ちゃんの生活リズムを整えることで睡眠を改善させる方法です。理想的な生活リズムは、朝は外が明るくなるころに起こし朝日で日光浴をさせ、午前中は明るい部屋で体を使った遊びをたくさんさせたり、散歩に出たりして過ごします。昼寝は薄暗い場所で(夜寝ている場所が理想的です)11時から2時くらいの間に2時間程度しっかりと寝させます。昼寝から起きたらまた明るい部屋で体を使った遊びを中心に過ごし、夕方くらいから落ち着いた遊びへと変化させ、お風呂に入ったらなるべくはしゃいだりせず薄暗い部屋で過ごし、寝る1〜2時間前は眠れるくらいの薄暗い部屋で過ごします。午後は散歩に出ても大丈夫ですが、刺激が少ないコースを選びましょう。

 

このリズムはあくまで目安で、このような自然の明るさと同じような環境で過ごすことで体内時計が整い、夜間熟睡できるようになることが目的です。夜は8〜10時間眠れるように時間を調節して見ましょう。朝早く起きてしまう子は昼寝が2回でも構いません。はじめは寝不足でママは辛いかもしれませんができる範囲で変えてみましょう。

 

離乳食の時間やお風呂の時間を変えることで、しっかりと熟睡できるようになることもあります。離乳食の時間が遅く消化する前に寝てしまうと、内臓に負担がかかり消化不良やガスで熟睡できず起きてしまい、起きても胃や腸が気持ち悪いので泣き続けることがあります。離乳食は眠る4〜5時間くらい前に終えるか消化の良いものだけを与えるようにしてみましょう。7、8ヶ月になると離乳食に段々と固形物を増やしていく時期ですが、ゴボウやレンコン、ニンジン、野菜の皮などの食物繊維が多く消化しづらい食べ物は、もう少し消化機能が発達してから与えるようにしましょう。ニンジンやレンコンはすりつぶせば大丈夫です。

 

便秘や離乳食で腸にガスが貯まりやすい子は、お腹をのの字にマッサージしたり食後にゲップを出させるようにしましょう。詳しい便秘対策についてはこちらをご覧ください。

 

お風呂の時間は眠る1〜2時間くらい前にすると、体が温まりますし疲れて寝る子は多いですが、中には入浴で目がさえてしまう子もいます。大人と同じ夜の時間帯の入浴は手間も省けて楽ですが、目がさえてしまう子は寝つきが悪くなりリズムが崩れ夜泣きの原因になることもあります。その場合は、少し時間帯を変えて日中や夕方に入れて日中に入れてみるのもいいかもしれません。日中に入れる場合はベビーバスを使い入れてあげると手間も光熱費も節約できるのでお勧めです。夏場はぬるま湯で水遊びがてら入れてあげると、赤ちゃんは疲れるので夜の寝つきもよくなることもあります。

 

夜間授乳をやめる(夜間断乳)

 

夜間に授乳をしているとお腹に負担がかかり熟睡できなかったり、口さみしくて夜中に起きたり夜泣きをする可能性があります。夜間授乳をやめることで不快を取り除くことができ、夜泣きが止まることがあります。夜間授乳をやめるためには一度にたくさん飲めるようになっている必要があります。

 

いつも頻繁に授乳している場合は、まず日中の授乳間隔をあけるトレーニングをしましょう。母乳を欲しがって泣いてもしばらくは抱っこであやし、間隔を2時間、3時間とすこしずつ伸ばしていきましょう。昼間の授乳間隔が空いたら、夜間断乳をはじめてみてください。

 

夜間断乳をはじめたら泣いても授乳せず抱っこであやしてください。3日〜2週間ほど激しく泣いて暴れると思いますが、段々と体が慣れて夜間授乳をしなくても済むようになります。昼間の寝かしつけも授乳以外の方法で行うとより断乳がスムーズに行える場合が多いです。

 

夜間におしゃぶりを使用している場合同じことが起こる場合があります。おしゃぶりがないと熟睡できず外れるたびに起きてしまうようになる子がいますが、おしゃぶりでそのまま寝てしまえばそれでもかまいませんし、おしゃぶりの依存が気になるときは夜間断乳と同じように抱っこであやしてあげましょう。

 

夜間断乳は時期が早いほどスムーズにできますが、月齢が進み7〜9ヶ月頃になるとすでに習慣化してしまっているので、夜間断乳に時間がかかってしまうかもしれません。

 

ママの睡眠不足を解消する

 

睡眠にはメラトニンというホルモンが関係しており、メラトニンが分泌されると体が眠る準備をはじめ、自然と眠くなる仕組みになっています。メラトニンンは目覚めたり朝日を浴びてから13〜16時間後になると分泌が盛んになり自然と眠気がやってきます。

 

生まれて間もない赤ちゃんはメラトニンを自分で作ることがでませんが、母乳やミルクにはメラトニンが含まれているので、そこからメラトニンを摂取しています。母乳の場合は夕方になるとメラトニンの量が増えます。しかし、夜型のママや睡眠不足のママの母乳は全体的にメラトニンの量が少ないことがわかっています。そのため、赤ちゃんが摂取できるメラトニンの量が減ってしまい、赤ちゃんの睡眠に影響を与えてしまうのです。赤ちゃんは生後3ヶ月頃からメラトニンを少しずつ自分で作れるようになり、次第に夜間まとめて眠れるようにってくるのですが、まだしばらくは母乳やミルクからのメラトニンが必要です。

 

では、メラトニンを増やすためにはどうしたらいいのか紹介します。メラトニンの素はセロトニンと呼ばれる神経伝達物質で、セロトニンがたくさん分泌されるとメラトニンの分泌量も増えます。セロトニンを増やすためには、セロトニンの素となる必須アミノ酸のトリプトファンとビタミンB6をたくさん摂取することと、日中に太陽の光を浴び体を動かし、規則正しい生活を送ることが必要です。また、セロトニンはストレスで減ってしまうのでストレスをためないことも大切です。

 

赤ちゃんの夜泣きが始まるとママは睡眠不足やストレスでメラトニンが減ってしまい、赤ちゃんの夜泣きが長引いてしまったり赤ちゃんの睡眠に影響を及ぼす可能性があるので、赤ちゃんがしっかりと眠れるためには、ママもしっかりと休む必要があるのです。

 

夜泣きをしているときは生活リズムがどうしても崩れてしまいますが、赤ちゃんが少しの間でも寝てくれるタイミングで、ママも熟睡できる環境を作り、短い時間でもしっかり休むようにしましょう。夜泣きの時期だけは家事の手を抜いて、休むことと生活リズムを整えることを優先させるようにしましょう。

 

粉ミルクにもメラトニンは含まれているので、睡眠不足やストレスがうまく解消できないときは、夕方からミルクを使用するのもいいかもしれません。ビーンスターク・スノー株式会社は母乳に含まれるメラトニンについても研究しているのでぜひ参考にしてみて下さい。(母乳研究 -雪印ビーンスターク株式会社 http://www.beanstalksnow.co.jp/labo/

 

入眠儀式を取り入れる

 

入眠儀式とは毎回同じ行動で寝かしつけ、その行動をすると眠くなる習慣を付けることです。入眠儀式を習慣づけることで赤ちゃんが夜泣きをした時に、寝付きやすくするのが目的です。入眠儀式は月齢が進むほど習慣づけが難しくなるので早い時期に始めるのがおすすめです。夜間断乳と同時進行で行うと、夜間断乳がスムーズに進みます。

 

下記には主な入眠儀式を紹介しているので参考にしてみてください。

 

体をさする
頭、お腹、背中、お尻、足裏、手のひらを服の上または肌を直接さする
体をトントン
胸、背中、お尻を優しくトントンと心地よいリズムで叩く
歌をうたう
静かなゆったりとした曲がお勧めで、赤ちゃんがおとなしくなる同じ曲を繰り返しうたう(違う曲でも眠る場合もあります)
絵本を読む
見るというよりママの声を聴かせられる本がお勧めで、落ち着いた声でゆっくり読んであげましょう
ゆらゆら揺らす
横抱きや縦抱きで左右にゆらゆら揺らしたり、バウンサーを使ってゆっくりゆらゆらします
リズムよく抱っこ
抱っこでかかとを挙げたり屈伸をして上下に揺れるか、一定のリズムでがくんがくんと揺れる
毛布やタオルにくるむ
赤ちゃんは手足を固定されると安心するので、手足を曲げた状態で軽く固定しくるみ抱っこか布団の上で寝かしつける
音を聞かせる
ビニール袋のガサガサ音、ラジオの電波が届かないとき出るザーッという音、換気扇のゴーッという音を聞かせる
オルゴールをかける
オルゴールの音を聞くと心地よいときに出るα波がでてリラックスし眠りに入りやすくなります(CDやミュージックプレイヤーではなくオルゴールを使い、モーツァルトなどのクラシック曲がお勧めです)
寝たふりまたは寝顔を見せる
ママが寝たふりをしたり目をつぶっている顔を赤ちゃんに見せると赤ちゃんも眠ることがあります
体に触れさせる
ママが腕枕をする、ママの胸やお腹の上でうつ伏せにさせる、赤ちゃんにママの体(耳たぶやほっぺた、手など)を触らせる

 

これら以外にも赤ちゃんが落ち着きやすい行動を見つけ、寝かしつけるときは毎回同じ動作を繰り返し、赤ちゃんが泣いても続けるのがコツです。赤ちゃんが全く寝ないときや、ぎゃんなきで全く癒されていないときは方法を変えてみてください。ちなみに私の子は一人は寝たふりと頭なでなで、もう一人はとにかくトントンしながら縦揺れと子守歌でした。寝不足でツラいときは布団に入ったまま赤ちゃんと揺れてました(笑)

 

寝ている環境を見直す

 

赤ちゃんは未熟なところが多いのに意外と敏感で、寝苦しいと眠りが浅くなり起きてしまうことがあります。下記を参考に赤ちゃんが寝ている環境を見直しや改善をして様子を見てみましょう。

 

部屋の温度と湿度

 

部屋の温度と湿度は一定に保つ必要はありませんが、寝苦しいほどの暑さや厚着をしないといけないほどの寒さの場合は、安全な冷暖房機器を使い室温をコントロールしましょう。湿度は乾燥しすぎるとのどが渇いてしまったり、鼻水が固まり息苦しくなってしまうので、湿度が低いときは加湿器等で調節してあげましょう。

 

服の枚数、布団の枚数

 

赤ちゃんは意外と暑がりで体温が高いのですが、赤ちゃんが冷えないようにと厚着をさせてしまっていることが多いようです。最近は冷暖房機器で室温は一定に保つことができますが、季節によってその温度の感じ方が変わってきます。赤ちゃんが汗をいて寝ているときは服を1枚減らすか涼しい素材に替えたり、布団を涼しいものに替えてみましょう。

 

特に寒い季節はどうしても暖めたくなってしまいますが、極端に寒くない限り電気毛布や湯たんぽなどは必要ありません。寝る前に布団を暖めると寝付きやすいので、暖めるために使うのはいいと思います。赤ちゃんは手足から余分な熱を発散させるので、眠るときは靴下を脱がせてあげましょう。けれど、足元が冷えると寝付きにくくなるので冷えが気になるときは、下半身だけに一枚多く布団をかけてあげましょう。

 

寒い季節はどうしても布団の枚数増えて重くなってしまい、赤ちゃんが寝苦しくて睡眠が浅くなってしまうことがあります。特に添い寝をしている場合、大人用の布団を赤ちゃんがダイレクトにかぶると重いです。ママが隣で支えている場合はいいですが、そうでない場合はなるべく軽い布団を使うか赤ちゃんだけ布団を減らしましょう。赤ちゃん用の布団で眠っている場合も、素材や枚数によって重くなってしまうことがあります。暖かさを少ない枚数で保つには羽毛布団または中綿布団の上に毛布をかけるようにすると、少ない枚数で熱が逃げにくくなり暖かさが保てます。

 

暑い季節は汗をかくと夜中に冷えてしまい目を覚ますことがあるので、汗をかかない程度の肌掛け布団をかけてあげましょう。布団をかけずに寝ると汗が蒸発し熱がどんどん奪われ体が冷えてしまうので、必ず1枚はかけるようにしましょう。手や足先が布団から出ている程度なら大丈夫です。

 

驚くことや興奮することを控える

 

夜泣きは昼に受けた刺激で脳が働き、夜泣きをすると言われています。ですから、夜泣きの時期は普段の生活で、初めて体験することや極端に驚くこと、興奮することをできるだけ避けて過ごすようにしてみましょう。赤ちゃんはいろんな刺激を受けて成長が促されるので、すべてを避ける必要はありません。いつも通りの散歩や体を使った遊び、笑わせてあげることはどんどんさせてあげましょう。例えば必要のない人混みや賑やかな場所への外出、慣れていない人と長時間過ごす、何度も驚かせたり何度も怒鳴ったりなど、必要のない刺激を避けてみてください。

 

特に眠る前は体や脳が刺激を受けると、寝つきが悪くなったり体や脳が興奮し睡眠が浅くなってしまうことがあります。刺激のある遊びや外出をするときはできるだけ午前中にさせ、夕方から夜にかけてはできるだけゆったりと過ごせる生活環境を作ってあげましょう。どうしてもパパや家族の帰りが遅く、夜に遊ぶことが多い場合は家族とのスキンシップを大切にして、ゆったりとした遊びやスキンシップを中心に触れ合うようにしてもらいましょう。どうしても寝つきが悪くなってしまう場合は、家族と話し合い協力してもらいましょう。

 

昼間に明るい部屋で過ごし、たくさん体を使って疲れさせる

 

赤ちゃんも大人と同じように体が疲れていると熟睡しやすいので、日中に体をたくさん動かすことで夜に睡眠が深くなり起きにくくなります。たくさん外出をした時に赤ちゃんが長時間寝てくれたという体験をしている人は多いと思います。毎日外出して疲れさせる必要はなく、日中は椅子やバウンサーに座らせず体を自由に動かせる環境づくりをしたり、家族が積極的に体を使った遊びを一緒にしたりするだけでも、あまり体力のない赤ちゃんには十分いい運動になります。

 

早起きをして日光浴、夜は遅くに寝かしつける

 

人間の体内時計は24時間より長い人が多いと言われていて、毎日目から光の情報を受けて体内時計が24時間に修正される仕組みになっています。体は体内時計に合わせて自律神経やホルモンの分泌を調節し、日中は活発に働き夜になると休息状態になり自然と眠たくなります。赤ちゃんは生後3〜4ヶ月頃から体内時計が機能しはじめます。

 

体内時計を整えることで夜にしっかりと熟睡し夜泣きをしなくなることがあります。体内時計を整えるためには目からの光の情報が大事になってきます。先ほど『生活リズムを見直す』の項で話したように、朝は朝日を浴びて自然の光と同じような明るさの変化の中で過ごすことで体内時計が整いやすくなります。

 

朝は早く起きて朝日を浴び、日中は明るい場所で活発に動き、夕方からは少し薄暗い部屋で過ごし、眠る1〜2時間前から部屋を月明り程度の明るさで過ごす。このようなパターンで過ごすと体内時計が整いやすく、自然と眠たくなり睡眠が深くなりやすいです。しかしながら、現代ではこの通りに過ごすのはなかなか難しい環境だと思います。なのであまり神経質にならず、出来る範囲で環境を整えてあげましょう。

 

体内時計に影響しやすいブルーライトについてですが、最近の研究でブルーライトは体内時計に及ぼす影響が大きいことがわかっており、スマホやテレビのLED画面にはそのブルーライトが多く含まれています。そのため、眠る前にテレビやスマホを見ると眠くなりにくいのです。それは、目からの光の情報で体が昼と勘違いしてしまうからです。

 

発達途中の赤ちゃんの場合その影響は大人以上に受けやすいといえるので、夕方以降はなるべくテレビやスマホなどを見ることは控えさせ、照明が白いLEDの場合はできるだけ薄暗くしたり黄色い光に変え、体内時計がなるべく整いやすい環境づくりをしてあげましょう。

 

ママも夜にスマホやテレビの画面をあまり見ないようにしたり、ブルーライトをカットするメガネやフィルムをしようして体内時計を正常に保つようにしましょう。体内時計が整うことで、睡眠障害や慢性疲労の予防や改善に役立ち、先ほど紹介したメラトニンの分泌を整えます。

 

睡眠時間が長い子は早寝をしても朝までぐっすり寝られるのでいいですが、睡眠時間が比較的短くて朝早く起きたり明け方に何度も起きる子は、少し就寝時間を遅くして熟睡できるようにして見ましょう。遅いといっても赤ちゃんなので、9〜10時くらいには睡眠に入りたいですね。

 

夜あまり熟睡できていないと感じたり寝つきが悪い場合は、昼寝も少しコントロールしてみましょう。時間を早めたり短くしたりして夜にたっぷりと眠れるような睡眠リズムを試してみてください。

 

眠る前にたくさんスキンシップ

 

赤ちゃんとママがスキンシップをするとオキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンには不安や恐怖、ストレスを和らげたり幸せな気分になる効果があります。眠る前に赤ちゃんとスキンシップを取ることで、赤ちゃんは幸せな気持ちで寝付くことができ、夜泣きの不快も和らぐか効果が期待できます。また、赤ちゃんだけでなくママも、夜泣きのイライラや疲れを和らげてくれるので、疲れてイライラしているときはたっぷりスキンシップタイムを作ってみてください。オキシトシンには赤ちゃんへの愛情を増やす効果もあるので、育児がつらいなぁと感じたときはスキンシップで愛情を増やしましょう。

 

スキンシップの方法は赤ちゃんをぎゅーっと抱きしめたり、ほっぺとほっぺをくっつけたりだけでもいいですし、ママが手のひらで直接お腹や背中をさすってあげるのも効果的です。余裕があるときは暖かい部屋で赤ちゃんをおむつだけにして、全身を優しくなでてマッサージするベビーマッサージがお勧めです。

 

疲れているときは腕枕や赤ちゃんをママの胸やお腹の上でうつ伏せに寝かせたり(赤ちゃんが寝たら必ず仰向けに寝かしつけましょう)、忙しいときはおんぶで歌をうたったりお尻をトントンするだけでもスキンシップ効果はあります。大事なのは優しく体が触れ合うことです。ママの気持ちも大切で早く寝てほしくてイライラしながらではなく、必ず優しい気持ちで接するようにしましょう。

 

寝かせる前に少し泣かせる、夜泣きが始まったらしばらく泣かせる

 

赤ちゃんは泣くだけでもものすごく体力を使うので、疲れさせて寝付きやすくする効果と、赤ちゃんは泣くことでストレスを発散していると言われているので、ストレスを軽減し眠りやすくするのが目的です。泣かせるのは寝るまで延々と泣かせるのではなく、ママが見て少し疲れたかなと思ったら抱っこや入眠儀式で寝かしつ付けてみましょう。しばらく泣かせても全く泣き止まないときは、一度しっかり起こしてまた寝かし付けるのも手です。

 

レム睡眠時の脳の働きで夜泣きをしている場合、赤ちゃんは寝ている状態や寝ぼけている状態で泣いているので、何か要求があって泣いているわけではないので、すぐに応えずしばらく泣かせていても問題ないと言われています。もし、何か不快な事があって夜泣きをしているときや、しっかりと目を覚ましてママを探しているときは応えてあげると、赤ちゃんは安心して眠ることができますね。

 

マンションやアパートなど近所が近くて赤ちゃんをあまり泣かせられない場合はこの方法は難しいかもしれません。アパートやマンションでの夜泣き対策については下記の『近所迷惑にならないための夜泣き対策』をご覧ください。

 

コーヒーやお茶などのカフェイン類を控える

 

カフェインには興奮作用、覚醒作用、利尿作用、疲労回復作用など様々な作用があり、ママがカフェインを摂取すると母乳を通じて赤ちゃんも摂取してしまいます。体の小さい赤ちゃんには大人以上にカフェインの作用が現れてしまうので、たくさん飲んでいなくてもカフェインに敏感な赤ちゃんは影響が大きく出てしまいます。

 

カフェインの錯覚作用とは眠気を抑える効果で、赤ちゃんの寝つきが悪くなったり睡眠リズムが崩れてしまい、夜間にしっかり寝付くことができなくなってしまいます。そのため夜泣きの原因になることもあるので、夜泣きの時期は特にカフェインの摂取は控えてみましょう。

 

夜泣きのストレスや睡眠不足でコーヒーが飲みたくなった時は、カフェインレスのコーヒーを飲んで紛らわせましょう。カフェインレスには眠気覚ましの効果はありませんが、、我慢するよりも気持ちが楽になります。緑茶や紅茶にもカフェインは含まれているのでなるべく控えるように心がけましょう。また、栄養ドリンクや風邪薬、頭痛薬にもカフェインが含まれているので気を付けてくださいね。

 

その他の夜泣き対策方法

 

一旦しっかり起こす

 

赤ちゃんが夜泣きをしているのはウトウトしている状態で、しっかりと起きているわけではありません。そのため、ママが話しかけても反応がなかったり日中泣き止む方法であやしても泣き続けてしまうこともあるのです。

 

何をやっても泣き止まずお手上げで近所迷惑が気になるときは、部屋を明るくして一旦起こしてみましょう。起きたら白湯を飲ませたり安心できるように優しくあやしてあげましょう。部屋が明るいと朝と勘違いして体が起きてしまうので、泣き止んだらまた部屋を暗くしていつも通り寝かしつけましょう。朝方や睡眠リズムのタイミングによっては起こしてしまうと眠らないこともありますが、部屋は暗いまま朝まで過ごすようにしましょう。

 

ママが寝てしまいそうなときはベビーサークルの中に布団を敷いて一緒に寝たり、安全な部屋でドアや窓に鍵をかけるなどして、赤ちゃんが起きていても安全な環境づくりをしましょう。

 

おしゃぶりを使う

 

おしゃぶりには賛否両論ありますが、上手に使うことで夜泣き対策には有効だと思います。実際うちの子はおしゃぶりを使っていましたが、全員依存も無く歯並びにも影響は出ず、夜泣きの時や外出時はおしゃぶりに助けられました。

 

使うときに大事なことはぐずったときだけ使うようする事です。機嫌のいい時や寝入ったら外すように心がけ、1歳前にはおしゃぶりを卒業しましょう。あまり頻繁に使っていなければ簡単に忘れてくれます。

 

おしゃぶりは夜泣きの時だけでなく外出時にぐずったり家族に寝かしつけてもらうときにも役に立ちますし、指しゃぶりの予防にもなります。おしゃぶりはメリットもデメリットもあるので、理解したうえで上手に使ってみましょう。

 

車でドライブ

 

車に乗せると寝てしまう赤ちゃんは多いですよね。その性質を利用して夜泣きが止まらないときに車で少しドライブして泣き止ませる方法もあります。近所迷惑が気になるときも、移動中の車の中なら聞こえないので気持ち的には楽かもしれません。

 

しかし、ドライブでしか寝付かなくなってしまったり、車から降ろした途端また泣き出すこともあるので、夜泣きがつらくてどうにもならないときの最終手段として使いましょう。ママが疲れているときはパパに運転してもらったり、しばらく泣かせてから短時間のドライブをするなどして、安全には気を付けてください。ドライブでの寝かしつけは自己責任でお願いします。

近所迷惑にならないための夜泣き対策

前項では様々な対処方法を紹介しましたが、いずれかの対処方法で夜泣きが止まる子もいれば、全く効果がない子もいます。長期間夜泣きが続くと隣近所への迷惑が気になり、赤ちゃんの泣き声に神経質になってしまいイライラし、ストレスや疲れが増してしまうことがあります。

 

最近では様々なライフスタイルがあり、それぞれの価値観も変化し、赤ちゃんの泣き声に対する感情にも変化が現れています。そのため夜泣きが原因でご近所トラブルになることも多くなっています。

 

特に、住宅密集地やアパート、マンション住まいは赤ちゃんの泣き声が隣近所に聞こえやすいので、トラブルになってしまう前に対策をしておくとトラブルになにくくなります。下記には簡単にできる泣き声対策を紹介していますので、ぜひ参考にしてトラブルを回避しましょう。

 

隣近所に挨拶に行く

 

赤ちゃんが生まれた時や夜泣きが始める頃に前もってご近所さんに菓子折りをもって挨拶に行ったり、ご近所さんに出会ったときは「子供がうるさくてご迷惑をお掛けしてすみません」などの謝罪をするだけでもトラブルを防ぐのに効果的です。この様に謝られると、怒りが収まり理解しようとしたり、助けてあげたいと思う人は多いと思います。謝罪を受け入れてもらえないこともあると思いますが、謝罪がないよりあった方が気持ち的にはいいかもしれません。。

 

謝罪をするときは子供だから仕方ないというような言い方はしないように気を付け、相手側の立場に立って気持ちを考え謝るようにしましょう。赤ちゃんを連れていくとより一層いいかもしれません。隣近所についてはしっかりと家族と話し合い対応するようにしましょう。

 

音が伝わりにくい場所であやす

 

家の中で隣近所に泣き声が伝わりにくい場所は、トイレやお風呂などの個室や、隣近所から離れた部屋や収納です。トイレやお風呂は換気扇から音が漏れやすいので、塞ぐとより音が伝わりにくくなります。収納は窓や換気扇がなく、音が伝わりにくいのでお勧めです。車の中もある程度防音効果があるのでいいと思います。

 

防音や音漏れ対策をする

 

夜は多くの人が寝ていて静かにしている家が多く、夜泣きが伝わりやすいので、できる限りの防音対策や音漏れ対策をして、トラブルを回避しましょう。この項では簡単にできる防音対策をいくつか紹介します。

 

床や壁、窓の防音

 

壁が薄いアパートや一軒家はどうしても音が伝わりやすいので、床と壁に防音対策をしてみましょう。まず、床の防音に効果的なのは防音効果のある物を二枚重ねにする方法です。防音効果のある物は、吸音または遮音シート、吸音または遮音マット、コルクマット、クッションフロア、カーペット、絨毯、ジョイントマットなどです。厚みがあり空気を多く含んだスポンジ状のものや厚みのあるものがより効果的に音を遮断してくれます。

 

壁の防音対策は床と同じように防音効果のある物を壁に貼り付けることで音が伝わりにくくなりますが、壁にはなかなか重たいマットやカーペットを張り付けるのは困難なので、代用品として毛布がお勧めです。毛布はたくさん空気を含んでいるので音が伝わりにくく、軽いので壁に貼り付けやすいです。

 

窓の防音はプチプチと呼ばれるエアーキャップがお勧めです。エアーキャップは窓に空気の層を作ることで防音になり、光を通すので部屋の明るさも確保できます。最近ではホームセンターで簡単に張り付けられるものや、より多く空気を含んだ厚みのあるものも販売されています。冬場は結露の防止や暖房効率アップにもなるのでお勧めです。カーテンを遮音性に優れた物に交換し、カーテンレールの隙間やカーテンの下の隙間を埋めると防音効果があります。

 

防音する部屋は広い部屋やお隣さんが近い部屋ではなく、狭い部屋でお隣さんからできるだけ離れた部屋がお勧めです。換気扇からも音が漏れやすいので、使わないときは塞いだり、換気扇から離れた場所で赤ちゃんをあやすようにしましょう。

 

防音室を作る

 

赤ちゃんと一緒に厚めの布団をかぶるだけで簡単防音ができますが、この方法は息苦しくママに布団の重みがのしかかり大変なので防音室がお勧めです。しかし、市販の防音室は高くなかなか手が出ず夜泣きのためだけに買うのはもったいないですよね。そこで防音室を安く手作りする方法を紹介します。

 

防音室を作るには安くて軽く、加工も簡単な段ボールがお勧めです。大きめの段ボールで赤ちゃんとママが入れるくらいの小さな部屋を作り、夜泣きが始まったらその中であやすか、少し大きめに作りその中で赤ちゃんと一緒に眠ります。

 

段ボールには空気の層があるので防音効果がありますが、軽く薄いのでどうしても音が漏れてしまいます。より防音効果を高めるには、段ボールの部屋に毛布や布団をかけたり、吸音効果や遮音効果のある素材を張り付けたり、段ボールを数センチの隙間を空けて二重にするのがお勧めです。段ボールで作る方法のほかに、小さなテントに布団や毛布を掛ける方法もあります。どの方法の場合でも密閉しすぎないように気を付けましょう。

 

 

これらの方法が難しい場合は、一時的に里帰りを考えるのも一つの手です。ご近所については家族やとしっかりと話し合って対応することが大切です。

夜泣きがつらいママへ

夜泣きは赤ちゃんが悪いわけではないとわかっていても、赤ちゃんに当たってしまい自分を責めてしまうママ、終わりの見えない夜泣きに疲れ果て泣いてばかりのママ、様々な方法を試しても泣き止まずもうお手上げ状態のママ。どんなママも子供のためにとても頑張っています。だから、自分を責めないでください。疲れたときは一人で抱え込まず、周りの家族や友人、福祉センター、ベビーシッターに頼り、少し休んで気持ちを楽にしてください。辛いときは家族と相談し一度里帰りすることも考えてみましょう。

 

夜泣きをしているときは少しの時間でも休めるときに必ず休むを実行してください。寝不足の時は脳の働きでどうしてもいつも以上にイライラしてしまうのです。少しでもイライラを抑えるために、夜泣きの時期はぐうたらママでいいのです。特に母乳を与えてるママは睡眠不足や疲れが母乳の出や成分に影響を及ぼすので、ぐうたらたらしてください。

 

昔は祖母や曾祖母らと協力してみんなで赤ちゃんを育てていましたが、今はママ一人で背負うことが多くどうしても体も心も限界が来てしまいます。誰かに頼ることは恥ずかしいことではなく、昔は当たり前のようにみんなで負担を分け合っていたので、ママの限界が来てしまう前に必ず助けてほしいと訴えてくださいね。夜泣きに理解が得られず、心無い言葉で傷ついてしまうこともあるかもしれませんが、きっとどこかには必ず助けになってくれる人はいます。

 

少しでも夜泣きで悩んでいるママ達の気持ちが楽になることを願っています。