「首のすわり」っていつ?首がすわる状態や時期など9つのこと【看護師が解説】

3〜4ヶ月男の子

病院で、「生まれたての赤ちゃんは、首がすわっていないので、必ず首を支えて抱っこしてくださいね」と教えてもらった方は多いと思います。

新生児 沐浴

新生児の沐浴が難しいのは、身体が小さくてやわらかく、首がすわっていないからなんです。
赤ちゃんが苦しくないように、水に沈まないようにと、毎日苦労して沐浴されている方も多いのではないでしょうか。

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2017.12.19

赤ちゃんが生まれてから、一番初めに見られる身体の発達は、「首のすわり」です。

この時期には、

  • 「首がすわるってどういう状態?」
  • 「どうやって首がすわったかどうかがわかるの?」
  • 「練習が必要?」

など、たくさんの疑問を持っている方もいらっしゃることでしょう。

ここでは、首のすわりとはどんな状態を指すのか、首がすわる時期や練習の必要性などについてお話していきましょう。

首がすわるとは

「首がすわるとは、赤ちゃんの頭や首を支えなくても頭が揺れずに安定している状態」のことをいいます。

生まれたての赤ちゃんは、首の筋肉がまだ充分なりませんので、ちゃんと頭を支えてあげないとグラグラしたり、頭が下がったりしてしまいます。

首がすわると、赤ちゃんは自分で頭を支えられるため、どんな体勢にしてもその体勢を保つことができます。
また、赤ちゃんは好きな方向に顔を向けることができるようになります。

赤ちゃんの発達

一般的に、赤ちゃんの発達は脳に近い場所から足の方へ、身体の中心部から末端部分へと進んでいきます。

首のすわりの次は、赤ちゃんの腰がしっかりとしてきて「寝返り」をしたり、「おすわり」ができたりと発達していきます。

次に「はいはい」「つかまり立ち」「歩く」「走る」とどんどんできることが増えていきます。
「首のすわり」は、赤ちゃんの身体発達のうち、一番初めに見られるものです。

赤ちゃんが順調に発達しているかどうかの目安になります。
親として、楽しみに待つことができるといいですね。

首がすわる時期

4ヶ月男の子

母子健康手帳の乳児身体発育曲線母子健康手帳の乳児身体発育曲線のページに首のすわりのおおよその時期が示されています。

それによりますと、首がすわるのは生後3−4か月頃です。
その頃は、全体の約90%の赤ちゃんが首がすわるようになるとされています。

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生後5か月頃に首がしっかりとしてきたと、感じる方もいらっしゃいます。

3-4か月健診で、首のすわりが遅いと言われた赤ちゃんでも、実際に問題があるのは数パーセントだといわれています。

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個人差がありますので、少し遅いからといって深刻になる必要はありません。

首がすわるまでの様子

2ヶ月男の子 おしゃぶり

生後1か月頃には、不安定だった赤ちゃんの首は少しずつしっかりしてきます。
赤ちゃんでも、1か月の間に首の周りに少しずつ筋肉が付いてきているのです。

赤ちゃんをうつ伏せにすると、顔を持ち上げようとする動きが出てくるかもしれません。
生後2か月頃になると、少しだけ首がしっかりしてきます。

たてに抱っこすると、短い間なら首をまっすぐに保つことができるようになる赤ちゃんもいます。
生後3か月頃には、少しの間だけなら、うつ伏せのまま頭を持ち上げるようになることもあります。

徐々に首がすわった状態に近づき、本当に首がすわると、支えがなくても色々な方向に顔を向けるようになり、首がグラグラと動かなくなり、安定してくるのです。

首がすわったかどうかの確認

首がすわったかどうかの確認は、次の3つの方法があります。
赤ちゃんが泣き出したり、機嫌が悪くなるようなら、無理に首のすわりを確認しないようにしてくださいね。

確認方法

  1. たてに抱っこした状態で、赤ちゃんの身体を傾けたときでも、首を真っ直ぐに保つことができる。
    首がすわっていなくても、すぐに支えられるように離した手は、赤ちゃんの頭のすぐそばにスタンバイしておいてくださいね。
  2. 赤ちゃんをうつ伏せにすると頭を持ち上げる。
    うつ伏せが嫌いな赤ちゃんもいますので、無理しないでくださいね。
  3. 赤ちゃんを仰向けに寝かせて、両手を持って少しずつ引き起こすと、首がついてくる。
    無理に引き起こさないようにしましょう。

注意事項

首のすわりとは、頭を支えなくても、少しの間はまっすぐ保てるということをいうのではありません。

誤解されがちなのは、赤ちゃんをたてに抱っこしたときに、親の手を赤ちゃんの頭から離すと少しの間、赤ちゃんが頭を支えられたというだけで、首がすわったと判断してしまうことです。

これだけでは、首がすわったとはいえません。
首がすわったとは、赤ちゃんが自分で頭を支えて、向きたい方向に自由に向きを変えられるようになることをいいます。

首のすわりは、立ったり歩いたりするように、明らかに目に見える発達ではないので、専門家でも判断が難しいことがあります。

心配な方は、医師に相談することをおすすめします。

首がすわるための練習の必要性

周りの人から、「赤ちゃんの首はもうすわった?」と聞かれることがあるかもしれません。

まだ首がすわっていないと、親としては心配になりますよね。

でも、赤ちゃんの発達には個人差があるものなのです。

首がすわるための練習は、必要はありません。

無理にたて抱っこをしたり、首がすわったかどうかの確認をしたりすると、赤ちゃんの負担になります。

ゆったりした気持ちで、赤ちゃんの発達する様子を見守ることができるといいですね。

首がすわる前のたて抱き

首がすわっていないからといって、たて抱きをしてはいけないということはありません。

赤ちゃんにとって、横抱きもたて抱きも心地よいものです。

首がすわっていなくても、頭をちゃんと支えてあげていれば、たて抱きをしてもかまいません。

むしろ、横抱きよりも立て抱きは、赤ちゃんの視界が広がります。

たて抱っこをすると、機嫌が良くなる赤ちゃんは多いのです。

赤ちゃんが、きょろきょろと視線を動かしている様子も見られます。

でも、首がすわる前に無理にうつ伏せにしたり、たて抱っこしたりして、首がすわるように仕向ける必要はありません。

首がすわる前の抱っこひも

6〜7ヶ月男の子

抱っこ紐で、首がすわる前の新生児から使用できるたて抱っこOKなタイプのものがありますね。
首がすわる前でも使用できるので、何かと便利ですよね。

でも、使用中は、赤ちゃんの首を支えてあげましょう。
首がすわる前でも使用できるとされる抱っこ紐は、赤ちゃんの首を支えてくれるわけではありません。

抱っこひも中で、姿勢がくずれて首がふにゃっと前に倒れているかもしれません。
赤ちゃんは、頭が前や後ろに傾いてると、呼吸がしにくくなるのです。

抱っこ紐を使用するときには、赤ちゃんの姿勢、特に首が傾いていないかどうか注意しましょう。
そして、必ず赤ちゃんの首や頭に手を添えて支えてくださいね。

首すわるのが遅いかも

赤ちゃんの発達には、早かったり遅かったりと個人差があるものです。
個人差があると言っても、首がすわるといわれている時期になって、首がすわらないと心配ですよね。

3-4か月健診で首のすわりを確認しますので、医師に相談してみましょう。

赤ちゃんの3~4ヶ月健診のチェック項目

2017.12.18

あまりにも気になるときには、次のような遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。
仰向けに寝ていても首が左右に動くように、赤ちゃんの横におもちゃを置いたり、横から話しかけたりしてみるのです。

または、赤ちゃんをうつ伏せにして、頭が持ち上げられるように音の鳴るおもちゃなどを見せたり、音を鳴らしたりするのもいいかもしれませんね。

赤ちゃんの興味をひくもを使うのがおすすめです。決して無理強いしないでようにしてください。
練習だと思わずに、遊びとして赤ちゃんのお母さんも楽しんでやってみるといいですね。

まとめ

3〜4ヶ月

首がすわるのは、生後3-4か月頃です。
急いで赤ちゃんの首をすわりを促す必要はありません。

首のすわりは、一番初めに見られる赤ちゃんの身体発達です。

親としては気になるところですが、赤ちゃんの成長発達には個人差があるものだと思って、ゆったりとした気持ちで見守ってあげてくださいね。